薬剤師と医薬分業続きその2

薬剤師 転職

社会的に重要な職業が高待遇であることは、とても良いことだと思います。
せっかく大学で6年間も勉強して薬剤師になったのですから、それなりの給料をもらって当然だと思います。
また、現在、薬剤師はどの地域でも転職がしやすく、ブランクがあっても再就職しやすい環境になっています。
ですから、薬剤師は女性にも望まれる職業だと思います。
一方、医薬分業のデメリットは何でしょうか?
患者さんとしては、治療が終わったら病院を出て、薬局に行かなければなりません。
調剤薬局であれば処方箋薬を提供することができますが、薬局によっては薬の在庫が少なく、処方箋薬がすぐに手に入らないケースもあります。
特に、ジェネリック医薬品や特殊な医薬品は在庫していないことが多い。
また、病院と薬局の2箇所で支払いをしなければならないケースもあり、患者さんの負担が大きくなってしまいます。
また、大きなデメリットとして、病院には十分な薬の在庫がなく、時間外診療が困難なことが挙げられます。
患者さんからすると、医薬分業は良い点もあれば不便な点もあり、医薬分業が進めば薬剤師の求人も減っていきます。
東京などでは、すでに新卒以外の薬剤師の求人が減ってきています。
ここ数年、医薬分業が急ピッチで進んでおり、増え続けてきた調剤薬局の数が停滞する可能性もあります。
病院や調剤薬局で働く薬剤師のニーズは減少しており、求人数も減少している。
このように、医療における医薬分業は、患者さんだけでなく、関係者にも大きな影響を与えることになるのです。

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