これから異業種への転職を考えている場合、なかなか志望動機を考えるのは難しいかもしれません。
そもそもほとんどの場合、自分とは関係ない業種のことはそれほど知らないのが普通です。
そのため、まずはある程度その業界について知っておく必要があります。
手っ取り早く確実な方法は、その業界の本を読むことです。
一冊読めばその業界のことは大体のことが分かりますし、その中で、自分が受けようとしている企業についての特徴などもつかみやすくなるでしょう。
後は、実際にその企業のホームページを見てみます。
志望先がある程度大きな企業なら、中期計画なども掲載されているはずですので、それも見ておきましょう。
ただ読むだけではなかなか頭に入らないので、企業理念や経営方針が自分の考えと合っているか、その企業の製品は社会でどのように役立っているか、その会社は今後どのような展開を見せそうかなど、自分なりの考えもまとめていきましょう。
また、志望動機はきちんと筋道が通っていなければ、相手にもなかなか伝わりません。
自分が知らない業界に挑戦したかった。
昔から興味があった。
という理由では、内容が薄すぎます。
たとえ異業種に転職するといっても、今まで自分がやってきた仕事から活かせることはあるはずです。
どういう力を、どういった面で役立てたいのかをはっきりと伝えましょう。
相手に自分の意志を伝えるためには、何より具体的な考えを示す必要があります。
曖昧な内容は相手に伝わりづらいですし、そこまでしっかり考えていないのではないかと思われますので注意が必要です。