熟年世代が婚活に積極的になってきた背景には東日本大震災の影響があると言われています。
それは被災した人たちを見ていると、家族で助け合っているシーンが少なくありません。
独り身の自分を振り返ってみると、心細くなってくるのだそうです。
そこで熟年を対象とした結婚相談所の市場が広がっているのです。
社会的にも熟年の結婚を白い目で見る人は少なくなりました。
人に隠れてこっそり結婚相談所に行くのではなく、堂々としていることができるのです。
もちろん、結婚相談所に行ったからと言って、すぐにパートナーが見つかるわけではありません。
いろいろな可能性のある若い世代と違って、熟年の二人が合致する条件は厳しくなっていると言えるでしょう。
申し込む時の希望はたくさん上げることができますが、すべてを満足させることは現実的には無理なのです。
ある程度の妥協が必要です。
年齢や年収、学歴などにこだわる人はたくさんいますが、自分が幸せになれるかどうかには関係ないとも言えます。
婚活市場はこれからも広がっていきます。
高齢社会となるのですから当然のことでしょう。
恋愛によって熟年が生き生きとできる社会は決して悪いものではありません。
結婚相談所で相手を探しても、籍を入れない人たちも少なくありません。
子どもへの遺産相続などで遠慮しているのです。
これらのことも、将来においては変わってくるかもしれません。
結婚に対する考え方は、その時代を反映しているからです。
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