大豆製品をあまり食べる習慣のない欧米では、20~30%程という割合です。
この差は大豆の食べる量にもよりますが、食生活という毎日の生活習慣によって、腸内環境も異なっている事が理由だと考えられています。
日本人の若い世代に起こっている事
このように、日本はエクオールを作れる割合として、諸外国と比較しても高い割合なのですが、これは年代別で見ていくと、30代以降の場合の割合になっているというのが、現代の結果です。
10代や20代の場合には、20~30%という諸外国の割合と変わらないような結果となってしまっています。
この理由は、詳細についてははっきりと研究結果が出ている訳ではありませんが、やはり食生活が影響しているのではと考えられています。
昔の食生活と比較すると、現代の食生活には変化が起こっており、欧米化しているという事が挙げられています。
実際に大豆製品の摂取量を調査した所、年齢があがるほどに、大豆摂取量が多くなっているのですが、10代・20代になると、摂取量は減っています。
そして、大豆製品以外にも減っている栄養素があります。
それが食物繊維。
これは腸内細菌が育つ為に必要な餌となる物で、エクオール生成にも欠かせない成分です。
ですが、60代の摂取量に比べると、若い人は1日5gもの差がある事が分かりました。
言葉だけだと、たかが5gと思うかもしれませんが、これはレタス1個分もの食物繊維の差があるという事で、1日ではなく、1年・10年という長い年月で見ていくと、とても大きな差が生まれている事が分かるかと思います。
|