如何でしたでしょうか。
更年期も骨粗しょう症も、重症化すればとても辛い病気だという事がご理解いただけたかと思います。
ですが、こうした症状が大豆製品を食べる事で緩和されるというのです。
ある研究結果があります。
イギリスの医学専門誌に取り上げられた、欧米人と日本人を比較した場合の研究結果です。
・女性の更年期を比較した場合に、日本人は大豆製品を頻繁に食している為、欧米人よりも症状が軽い
・骨粗しょう症の発症率をみると、日本人の方が低いという値が出ている。
これは大豆製品を食生活の中で摂り入れている事と関係している
と、このような結果が出ているそうです。
では一体なぜ、大豆製品を多くとっている事で、症状が軽くなるという結果が出ているのでしょうか。
注目すべき物質が、エクオール
そこで出てくるのがエクオールなのです。
最近の研究でわかってきた事で、大豆の中にはみなさんにも馴染深い、イソフラボンという成分があります。
そのイソフラボンが、身体の中に入って、腸内細菌と接触すると、このエクオールという物質に変わるのです。
そして、このエクオールが、女性ホルモンのエストロゲンと良く似た働きを持っています。
ですので、女性ホルモンが減少する事で発症しやすく、また重症化しやすい更年期や骨粗しょう症を軽減したり、発症しにくくしてくれるという事になるのです。
そして、このエクオールなのですが、実は全ての人が体内で作れるかというと、そうではありません。
驚く事に、体内で作れる人と、作れない人と別れてしまうのです。
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