特に成長期の頃に無理なダイエットを行ってしまうと、骨密度のピークは18歳頃とお伝えしましたが、この時に十分といえる健康的な骨を作る事が出来ずに、将来の骨密度に対して悪影響を与えてしまうのです。
そして、運動不足の方も要注意です。
骨というのは、負荷がかかる事で、骨を作る細胞が活性化します。
骨は一生変わらないかというと、実はそうではありません。
骨も生まれ変わっているのです。
これを骨の新陳代謝と言います。
ですので、家にこもりがちな人や運動を普段から行っていない人というのは、骨が活性化されずに、衰えやすいという事に。
骨の新陳代謝のバランスが、運動不足によって崩れてしまう事で、骨がスカスカな状態へと進行していってしまうという場合も多いのです。
このほかにも、たばこを吸い過ぎている人や、お酒を多く飲んでしまう人なども、骨粗しょう症になるリスクを高くしてしまう事になります。
ダイエット・運動不足・喫煙・飲酒というものは、自分自身で意識していけば改善していく事ができるものです。
将来を考えて、今自分が出来る事を考えてみる事で、予防の第一歩となる事でしょう。
病気や薬が原因
そして、骨粗しょう症は、発症している病気であったり、服用している薬によって、引き起こされるというケースがあります。
それがこちらです。
副甲状腺機能亢進症
関節リウマチ
慢性腎臓病(CKD)
糖尿病
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
動脈硬化
薬としては、ステロイドが挙げられます。
この薬を長期間服用している事で、骨質を衰えさせていく物質が増えてしまい、結果、骨が弱くなっていってしまいます。
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