骨粗しょう症となる原因
原因には大きくわけて3つあります。
1.分泌量や吸収率の低下
骨密度のピークというのがあります。
それが女性の場合には18歳という若さ。
そこからは、40歳の半ばくらいまでは、大体一定の密度を保っているのですが、50歳頃を迎える時期から、段々と低下していってしまいます。
これには、加齢と共にカルシウムの吸収が若い頃に比べて弱くなってしまう事や、ビタミンDを生成する働きが弱くなってしまう事も原因の一つですが、ここにも女性ホルモンの分泌される量という事が大きく関わっていきます。
閉経を迎える前後の時期は、女性ホルモンの量もぐっと低下していってしまいます。
この現象が、骨粗しょう症の原因として関連してくるので、男性よりも女性の方の方が、骨粗しょう症になる事が多いのです。
割合でいうと、患者さんの約80%以上が、女性という特徴的な病気です。
では、女性は仕方がないのか…というと、そうではありません。
加齢と共に分泌量や吸収率等が低下していってしまうという部分では、生理的な変化という所でやむを得ない部分もありますが、予防していく事で、骨密度の低下を緩やかに抑えていく事が出来るのです。
2.ダイエットや運動不足
2つ目の原因としては、女性ならば一度は挑戦した事があるだろうダイエット。
しかも極度な、身体に大きく負担のかかるような無理なダイエットは、栄養不足に身体が陥る事になり、結果骨粗しょう症へと繋がっていってしまいます。
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